買う前は正直なめてた。「どうせ気泡だらけになるんでしょ」「すぐ端が浮いてくるんでしょ」って。でも使ってみたら、思っていたより全然マシだった。むしろ、用途さえ間違えなければ110円でこれは十分すぎる、と今は思っている。
買ったきっかけは、子供の絵をなんとかしたかったから

去年の秋ごろ、近所のダイソーに日用品を買いに行ったついでに文具コーナーをぶらついていたら、ラミネートフィルムが目に入った。「機械不要」って書いてあって、110円。ラミネーターなんて持っていないし、このために道具を買う気もなかったので、これは渡りに船だと思って手に取った。
うちには小学生の子供がいて、クレヨンで描いた絵が定期的に机の上にたまっていく。全部保存するのは無理だけど、気に入ったものだけでも丈夫にしてあげたかった。水で濡れてもシワにならないように、くらいの気持ちで。
A4サイズを選んだ。A5もあったけど、絵のサイズ的にA4のほうが使いやすそうだったので。
開封してすぐ、やらかした

家に帰って袋を開けてみると、半透明のフィルムが2枚重なった状態で10枚入っていた。片面に粘着層がある構造で、触るとほんのり吸いつくような感触がある。
「まあ、貼るだけでしょ」と思いながら1枚取り出して、フィルムをバーッと広げてから絵を上に乗せようとした。そうしたら——端がくるんと丸まって、フィルムが自分自身にくっついた。
「あ、やばい」と思いながら静かに剥がしたら、なんとか元に戻せたけど、うっすらシワが入った。最初の1枚目でやらかすとは思っていなかった。
2枚目からやり方を変えた。フィルムの折り目側を奥にして、紙をその手前に置いて、上のフィルムを少しずつ手前に倒していくように圧着する。全部一気に開かないのがコツで、これに気づいてからは気泡もほとんど入らなくなった。
子供の絵は無事にラミネートできた。「ぴかぴかになった!」と喜んでいて、こっちも報われた気がした。その後テーブルの上に置いたままになって、コップの水をこぼされても全然平気だった。
2回目はキッチンのレシピメモで試した

よく作る料理のレシピを手書きしたメモをキッチンの壁に貼っているのだが、油や湯気ですぐにヨレヨレになるのが地味にストレスだった。これをラミネートすれば解決するかもと思って、2回目の挑戦。
紙がB5だったのでA4フィルムで余裕があった。余白部分でフィルム同士がくっつくから、端の仕上がりがむしろきれいになる。サイズに余裕があるほうが、小さいものをラミネートするときは都合がいいとわかった。
ただ、圧着するときに指の腹でこするだけだと粘着が甘い感じがして、なんとなく定規の側面でゆっくり押さえながらなぞってみたら、ぐっと密着した。パッケージには「手でこするだけ」って書いてあったけど、定規があるとないとでは仕上がりが全然違う。
このレシピカード、今もキッチンの壁に貼ってある。端が少し浮いてきているけど、それはマスキングテープで壁に貼っているせいで、フィルム自体が剥がれてきているわけじゃない。半年以上経つのにそれだけ保てているなら、自分的には十分だと思っている。
失敗したことも、ちゃんと書く

うまくいったことだけ書くのもフェアじゃないので、失敗したことも書いておく。
一度、印刷したての書類をラミネートしようとした。インクがまだ完全に乾いていなかったのか、フィルムの内側がうっすらムラになった。滲んだというより、なんとなく濁った感じ。印刷してすぐに使うのは良くなかった。5〜10分くらい置いてから使うほうがいい。
それと、厚みのある名刺を試したら端がうまく密着しなかった。薄い紙1枚を保護するための製品なんだなと、このとき初めてちゃんと理解した。
あと開封して余ったフィルムを袋にそのまま入れておいたら、粘着面どうしがくっついてシワになった。今は間にコピー用紙の切れ端を挟んで保管している。これだけで次に使うときにすんなり取り出せる。地味だけど、知っておけばよかったと思ったことのひとつ。
機械なしタイプで気になっていたこと

ダイソーにはラミネーター用のフィルムも別で置いてあった。でも機械を持っていないし、このために買う気にもなれなかった。
機械なしタイプは粘着層がはじめからついているので、熱を使わずに貼り合わせるだけで完成する。熱で圧着するタイプより密着度は劣るのは正直なところで、長く使っていると端が少し浮きやすい。濁ってくることもある。
でも「とりあえずちょっと丈夫にしたい」という用途には、十分だと思っている。大切な写真や公式な書類には向いていないと思うし、自分もそういう用途には使っていない。
やってみてわかった、向いているものと向いていないもの

使いながら感じた、向き不向きをそのまま書く。
向いていると思うもの
- 子供の絵や工作
- キッチンのレシピメモ
- 勉強の暗記カードやまとめシート
- 水濡れを防ぎたい日常的なメモ類
向いていないと思うもの
- 思い出の写真(専門店に頼んだほうがいい)
- 厚みのある紙やカード類
- 折り曲げて使うもの
- 長期間きれいに保存したい書類

100円ショップのラミネートフィルムの代替品をAmazonと楽天で探す
ダイソーで買えない場合や、まとめ買いしたいときのために、オンラインで入手できる同等品をまとめておく。いずれも100μmの標準的なA4フィルムで、機械対応タイプ。
比較表
| 製品名 | メーカー | 枚数 | 厚み |
|---|---|---|---|
| OHM 100ミクロンラミネーターフィルム100枚 A4 LAM-FA41003 | OHM | 100枚 | 100μm |
| アイリスオーヤマ ラミネートフィルム 100μm A4 サイズ 100枚入 LZ-A4100R | アイリスオーヤマ | 100枚 | 100μm |
| Uinkit 独自接着カバーフィルム 100μm A4サイズ、20枚入 | Uinkit | 20枚 | 100μm |
OHM 100ミクロンラミネーターフィルム100枚 A4 LAM-FA41003
学校や職場など、定期的にラミネートする機会が多い場面で重宝する100枚入り。OHMは電気用品を幅広く手がけるメーカーで、このフィルムも国内で流通実績がある。まとめて在庫しておきたいときの選択肢になる。
アイリスオーヤマ ラミネートフィルム 100μm A4 サイズ 100枚入 LZ-A4100R
アイリスオーヤマの家電・収納製品をすでに使っている家庭なら、同ブランドのラミネーターとセットで揃えやすい。100枚入りで供給が安定しており、日常的にラミネート作業をする環境に向いている。
Uinkit 独自接着カバーフィルム 100μm A4サイズ、20枚入
「とりあえず少量だけ試したい」「たまにしか使わない」という場合は、20枚入りのこちらが使い切りやすい。Uinkitは印刷・文具系の消耗品を扱うブランドで、「独自接着」という製品名が示す通り、接着構造に独自の工夫が施されている。
それが終わったとき、私はこう感じました。

「100均のラミネートフィルムってどうなの?」と聞かれたら、「用途次第で全然あり」と答える。
自分にとっては、子供の絵とキッチンメモに使えただけで元は十分取れた。ただ、丁寧に扱わないと気泡やシワが入りやすいのは事実で、最初の1〜2枚は練習のつもりでやるほうがいいかもしれない。自分は1枚目でやらかしたので。
完璧な仕上がりを求めるなら、ちゃんとしたラミネーターを買ったほうがいいと思う。でも「ちょっとだけ丈夫にしたい」という気持ちに、110円で応えてくれるなら——それで十分じゃないかと、個人的には思っている。